MESSAGE DETAIL

強い会社に共通していること

監査やM&Aの現場では、本当にさまざまな会社を見てきました。業種も規模も違えば、成長の仕方も、経営者の考え方も、一社として同じではありません。

それでも、数字を経営に使えている会社には、いくつかの共通点があります。

毎月の数字が、決まった時期に出てくる。数字の作り方が、月によって大きくぶれない。なぜその利益になったのか、なぜ資金が増えたのか、または減ったのかを、自分の言葉で説明できる。経営会議では、「この数字は正しいのか」という確認に時間を取られず、「次に何をするか」という議論ができる。

数字は、出すだけでは足りません。判断に間に合うタイミングで、信頼できる前提でそろっていなければ、経営には使えないのです。

月次の数字が早く、正確に、同じ前提で見られるようになると、経営者から見える景色は変わります。

  • どこで利益が出ているのか。
  • どの費用が増えているのか。
  • どの事業に資金が必要なのか。
  • 銀行に対して、今後の見通しをどう説明するのか。
  • 後継者へ引き継ぐ前に、何を整えておくべきか。

こうした論点を、感覚だけではなく、数字を見ながら考えられるようになります。

もちろん、数字だけで経営が決まるわけではありません。経営には、人の問題もあれば、取引先との関係も、将来への思いもあります。それでも、数字が整っていなければ、判断の土台が揺らいでしまいます。

私は、経営者の直感を否定するために数字を見るのではありません。

むしろ、その直感を、より納得して実行に移していただくために、数字を整えたいのです。